
10月20日(土)~21日(日)の1泊2日で、「インタープリターズキャンプ2018in札幌 人と自然、人と人をつなぐプログラムデザイン体験講座」を開催しました。
2016・
2017年はインタープリテーションの基礎を学ぶ講座でしたが、今回はステップアップ講座として、プログラム企画を学ぶ2日間。
両日とも晴天に恵まれ、外での活動と、講義・実習でじっくり企画について学んだ講座の様子をお伝えいたします。
1日目 ***************************************************************************************

まずはウォーミングアップも兼ねて、野外でインタープリテ
ーションの体験です。
簡単なアイスブレイクゲームをした後に、会場である札幌市青少年山の家のフィールドで、「〇〇の秋」をテーマに活動しました。
「スポーツの秋」では、スタートするための笛の練習を草笛で。
♪習得に時間のかかりそうな人ばかり(笑)
それからチーム対抗で自然を使った借り物競争を。
♪それは思いつかなかった!という借り物もあって「なるほど~」の声も。

「芸術の秋」ではスライドショーを。
♪スライドのマウントに挟むだけで、小さなアート作品が!スライドショーは"人間スライド映写機"方式で。
「読書の秋」では「センス・オブ・ワンダー」を好きな場所で読み、自分だけの時間を過ごしました。
♪自然の中に身を置いてぼーっとする時間は贅沢でした。
活動の最後には「文学の秋」ということで、今の気持ちを一つの漢字に表す「一筆入魂」を体験し、気持ちを共有しました。

昼食を挟んで、午後は「インタープリテーション概論」の講義からスタートです。
インタープリテーションの基礎を今一度確認し、さらにファシリテーションの基礎も学びました。

そしていよいよ企画を学ぶ「企画概論」の講義と実習です。
企画を立てるときに、どのようなことを考えてどのような情報を集めて形にしていくのかを知ることができました。
マーケティング分析の実習では、自分の思い込みがいかに当てにならないか気づかされました。
参加者が企画した事業や参加して面白かった催しものを発表し合う時間や、環境プラザの事業の事例紹介、地域の思いを形にした滝野自然学園を取得するまでの経緯の紹介の時間もありました。
ここからは参加者一人ひとりが、企画を立てる実習です。

相談できるグループを決めたので、マーケティング分析などでメンバーの意見を聞いている場面もありました。
1日目の活動はここまで。
夜は交流会もあり、それぞれの現場での話など情報交換の場となっていました。
2日目 *******************************************************************************
朝のオプショナルツアー"サンライズウオッチング"からスタートです。
薪ストーブとお茶で暖まりながら、日の出を待つその時間はとても贅沢でした。
朝食もしっかり食べて部屋の掃除を終えたら、実習が始まる前からみなさん企画づくりに没頭していました。
秋晴れの空の下や日の差し込む明るいロビーなど、思い思いの場所で。
そしていよいよ企画の発表(相互評価)です。

新たなグループに分かれ、グループ内で企画を説明し、質問やアドバイスを受ける時間です。
人に企画を説明することで、その企画の足りない部分や改善点に自ら気づくこともできたという声もありました。
その後は、もらったアドバイスを受けて企画を練り直しました。
講師の増田さんに相談に乗っていただく機会もありました。
練り直した企画は、ポスター発表のように、全員が見てまわる時間を設けました。

最後は、2日間の振り返りをして終了しました。
☆☆☆ 参加者の感想を一部ご紹介します ☆☆☆
★プログラム企画の構成要素が理解できた。
★日々の業務での悩み・解消につながる考えや話を、講師と参加者の両方から聞くことができた。
★プログラムの効果的作成手順がよく理解できた。
★インタープリテーションという分野やプログラムデザインの方法について整理しながら学ぶことができた。
★自分の知識量に限界があり、相談する場がほしいと思っていた。このキャンプでいろいろな人に相談できてよかった。
★インタープリテーション、ファシリテーションについて基礎と概要を学べた。また、プログラム企画の手法を具体的に学べた。
★次の活動につなげられるものになった。
★1泊2日はあっという間の時間で、研修でこんなに時間が早く過ぎることは今までにない体験だった。

2日間で学んだことが、それぞれの現場や活動先で生かされたらとても嬉しいです!
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
環境プラザスタッフ(N☆)