快晴の8月7日に「夏休み自由研究応援講座 まちの中で養蜂体験!」を実施しました。















この講座は、ビルの屋上で養蜂をしているNPO法人サッポロ・ミツバチ・プロジェクト(通称さっぱち)さんにご協力いただき行いました。

集まった20人の参加者は、まず「ミツバチクイズ」に挑戦です。
ミツバチの寿命や一生で集められる蜜の量、ミツバチが針で刺したらミツバチ自身はどうなってしまうか・・・など4択問題に答えながら、ミツバチのことを少しずつ知っていきました。

そしていよいよ養蜂体験!
HBCビル屋上の養蜂場に出ると、ミツバチたちが元気に飛び回っていました。

燻煙器を使って巣箱に煙を吹きかけミツバチが落ち着いたところで、巣板を取り出して観察です。

オスバチを探したり、卵が入っている様子を見たり、ミツバチの役割や習性の話も聞きました。
子どもたちは怖がる様子もなく、巣板にくっついているミツバチをじっくり観察していました。

蜜が詰まっている巣板の蜜蓋を切ってから・・・

遠心分離器に入れて回すと、蜂蜜が飛び出してきます!
さっぱちさんが持っている手動の遠心分離器は透明なので、蜂蜜が飛び出す様子がよく見えます。
子どもたちは順番に遠心分離器を回してみました。

回し終えた巣板を持ち上げてみると、とっても軽くなっていて、蜂蜜がたくさん詰まっていたことがわかりました。
切り取った蜜蓋を口に入れると、子どもたちの顔がにんまり。
「甘くておいしーい!!」「味が濃い!」との感想。

糖度計を使って図ってみると、80度近い数値でした。
糖度計を初めて見る子どもたちは興味深々。
何度も覗いている子がいました。
採蜜体験のあとは、大通公園へ。

さっぱちさんから、ミツバチの好む花のクイズをとおして、ミツバチが"環境指標生物"であることを教えてもらいました。
さっぱちさんの養蜂場のミツバチたちは、大通公園でも蜜を集めていると考えられるので、花壇でミツバチを探しました。

養蜂場でミツバチをじっくり観察しただけのことはあり、花壇でミツバチを見つけるのがとても早くてスタッフもビックリ!

水の溜まった芝生で、水分補給をするミツバチも観察しました。
花から花へと忙しく飛び回るミツバチを一所懸命観察し、ワークシートに記録していました。

その後、採れた季節の異なる蜂蜜の味比べをしました。
まずは、見た目の違いから。
「7月・8月・9月だと、9月が一番濃い!」「蜜を採る花の種類が違うから、蜂蜜の色が違うんだと思う」との声。
甘さ・香り・ねばりけを5段階で記録しながら、味見をしていきます。
「7月の蜂蜜が一番好き」「9月の蜂蜜は口に合わなかった」「9月の蜂蜜も美味しかった」と味や香りの違いを楽しんでいました。

最後は活動のふりかえりをして終了です。
さっぱちさんから、自分たちで採った蜂蜜を一人一瓶お土産にもらい、嬉しそうに帰っていきました。

この自由研究応援講座では、知ったことや感じたことを記録できるようにワークシートを用意していました。

さっぱちさんの話を聞いたり、ミツバチ観察をしながら記録していたほか、お昼休憩中にも熱心にメモをとっている姿がありました。
きっと素晴らしい自由研究が完成しているのはないかと期待しています♪
ミツバチが暮らせる環境は、自然が豊かな証拠。
いつまでも豊かな自然環境が続くように、自分たちにできることを考えていきたいですね。
環境プラザスタッフ(N☆)