札幌市環境プラザでは、環境教育の支援を目的に講師派遣を行っております。












植物・野鳥・昆虫・水生生物などの自然観察会や、温暖化・ゴミなどのエコライフ分野の指導など、さまざまな分野で講師を派遣しています。
今回は9月7日に吉田川で実施した、
北野小学校「吉田川を探検しよう」リーダー派遣の様子を紹介します。

まずはみんなでリーダーさん達にご挨拶。
「おはようございます!!」
朝早くの活動にも関わらず、子ども達は元気いっぱいでした。
自己紹介などを終え、活動のスタートです。

川の活動中に滑って転ばないようにするため、
靴の上に大人用の靴下を被せます。
初めての作業で、子ども達もウキウキ♪

準備が出来たら、早速説明を受けます。
「十分に手を冷やしてから生きものに触らないと、
生きものが火傷しちゃうから気をつけて」
「たも網を川の中で動かすのではなく、
自分が動いて生き物を誘導しよう」
たくさんの知識を伝授してもらい、早速班ごとに活動開始です。

「ここに生き物がいそうじゃない!?」
生き物のいそうな場所を考えながら・・・

川に一列になって、たも網を準備。

たも網の準備が出来たら、川の中で・・・高速足踏み!
バシャバシャと川の中で動くことで生きもの達が驚き、
上手くいけばたも網の中に逃げ込むのです。
いわゆる「追い込み漁方式」です。

この作業を繰り返すこと約20分
さまざまな種類の生きものを捕まえることができました。

「やったー!ドジョウ〇匹目ー!!」
「私のほうがたくさん捕まえられたよー!」
子ども同士でどれだけ多く捕まえられるかを競い合っていました。

この日は生きものだけでなく、
水質に関するお勉強も学校側が計画していたようで、
札幌市環境局の水質係の方に来ていただいていました。

吉田川の水はキレイなのかどうかを
みんなで確かめました。
初めて見る作業に、子ども達は釘付け!
「俺もやってみたいー!!」
というような声がそこら中から聞こえていました。

水質検査が終わったら、先ほど捕まえた生きものを
カップレンズやミルソーという器具に入れ、
観察していきます。

川の中では動きが速すぎて見えなかった生きものも、
こうしてみるとじっくり観察することができます。
環境プラザでも貸し出していますし、
他にも環境教育教材がたくさんありますので、
興味がある方はこちらをご覧下さい。
https://www.kankyo.sl-plaza.jp/goods/index.html
今回の派遣は川での活動でしたが、体験をとおして学んだことを
ぜひ学校に帰ってから紙にまとめてみたり、感じたことを忘れないでほしいなと思います!
また今回は川での活動でしたが、異なる時期でまた川を探索してみたり、
川以外のフィールドでも生きもの観察をしてみてくださいね♪
環境プラザはこれからも環境教育のお手伝いができるように支援していきます。
大人も子どももいろいろな学びがある環境教育リーダーの派遣制度を、
みなさんの環境学習にお役立てください。