札幌市環境プラザでは、環境教育の支援を目的に講師派遣を行っております。
植物・野鳥・昆虫・水生生物などの自然観察会や、温暖化・ゴミなどのエコライフ分野の指導など、さまざまな分野で講師を派遣しています。
今回は8月30日にばんけい幼稚園で実施した、
札幌いづみ幼稚園「中央区実技研修会」リーダー派遣の様子を紹介します。
幼稚園の先生を対象とした派遣です。
「おはようございます!」
参加者の、ウキウキした雰囲気を肌で感じながら活動のスタートです!
みんなで輪になり、基本的な注意事項や自己紹介を終えると、
まずはバッグつくり。
持ちものとして持ってきていたバンダナの端と端を結び、簡易バッグの完成!
このバッグを持って活動開始です。
ばんけい幼稚園の周辺を歩きながら、「ステキだなぁ・・・。」と思う自然物を拾ってバッグの中に集めていきます。
あくまでも地面や木などとつながっていないもの、
切り離された状態で落ちている物だけを拾っていきます。
拾いながら広いスペースまで進み、
「葉っぱちゃんあつまれ」という活動をしました。
たくさん拾ってきたステキなもの中から、お気に入りの葉っぱを1枚選びます。
同じ道を歩いてきたはずなのに、
みんなそれぞれ個性の異なる葉っぱを拾っていました。
そしてリーダーさんのお題に沿って、グループを作っていきます。
例えば・・・
「葉っぱのフチがギザギザしているチームと、ギザギザしていないチームであつまれ!」
掛け声に合わせて、みんなで移動をはじめます。
チーム内の様子を見てみると、
「この葉っぱは、みんなの中で1番ギザギザが細かい」
「同じギザギザでも形がちょっと違う・・・。」
みんなで気付いたことなどを話している様子も見られました。
集まってチームを作るだけでなく、
葉の高さが高い順・葉の幅が広い順など
順番に並び替えもしてみました。
1番葉っぱの幅が広い人と狭い人で比べるとこんなに違いました・・・。
狭い方の葉っぱは、この距離だと細くてとても見にくいですね!
葉っぱにもたくさんの個性があることを、身をもって感じました。
続いて、「私のワンピース」という活動です。
ワンピースを着せたキャラクターを描き、ワンピース部分をくり抜きます。
くり抜いたら紙を持ち、好きなところに置いたり吊したりして、
オリジナルの素敵なワンピースをつくります!
「お花柄のワンピース」をつくったり・・・
「キノコ柄のワンピース」をつくったり・・・
紙を置かずに持って、「見る角度によって柄が変わるワンピース」
というステキなワンピースをつくる方もいました!
続いて「草花遊びとイタドリ笛づくり」です。
オオバコを使った草相撲や、落ちている種を飛ばしたりしていました。
イタドリ笛は、イタドリという植物をカットして、笛にするのですが、
長さによって音階が変わります。
「ド」チーム、「レ」チーム・・・といったようにグループ分けして、
吹く練習をしました。
閑静な環境の中、キレイな音色が響き渡っていました。
今回の派遣は幼稚園の先生方が対象だったので、
ぜひ幼稚園に帰ってから他の先生に伝えたり、日々の公園あそびの中で
取り入れてくださいね♪
環境プラザはこれからも環境教育のお手伝いができるように支援していきます。
大人も子どももいろいろな学びがある環境教育リーダーの派遣制度を、
みなさんの環境学習にお役立てください。
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環境プラザスタッフ(SASUKE)