札幌市環境プラザでは、環境教育の支援を目的に講師派遣を行っております。
植物、野鳥、昆虫、水生生物などの自然観察会や川遊び、温暖化やごみ、エコライフ分野の指導、解説等さまざまな分野で講師を派遣しています。
6月のリーダー派遣の中から1件、活動の様子をご紹介します。
中の島小学校の主催で行われた「精進川を調べ隊!」です。
まずは、リーダーの皆さんと挨拶です。
「おはようございます!」
「よろしくお願いします!」
と元気いっぱいに挨拶をしました。
そして今回は6つのグループに分かれて調査開始です!

はじめは、川の周りの植物調べです。
「クワの実だ!これおいしいんだよね!」
「この木は何という名前ですか?」
「隣の木と、葉っぱの形が全然違うね」
などとさまざまな言葉が飛び交って、とても賑やかな雰囲気でした。
目で見て分かるもの以外の特徴もリーダーさんに教えてもらいました。
種子散布が風だけではなく、鳥のフンによるものもあるというリーダーさんのお話に、驚きながらもしっかりとメモをする姿が見られました。
続いて、精進川に入ります!
女の子チームはたも網を川底につけて待ちます。
すると男の子チーム達は水をバシャバシャと音をたてて女の子チームの方をめがけて歩いて行きます。
そしてたも網をあげてみると・・・
「エビがいる!小さいエビが!」
「ほんとだ!かわいい!」
と子ども達は大喜び。
「この魚は何だろう?」
「ヤマメじゃない??」
と子ども達同士で真剣に観察する姿も。
この作業を何回か繰り返し、さまざまな種類の生きものを捕まえていきます。
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川から上がると、次は水質検査です。
きれいな水ではピンクに、汚い水では緑色に変わる薬品を用いたパックテストというキットを使い、みんなで検査をしました。
精進川の水は、ピンク色に変わり、きれいだということがわかりました。
次に、このきれいな精進川の水に少量の謎の粉を投入し、溶かしていきます。
すると、だんだんと緑色に変わっていきました。
この謎の粉の正体はなんと・・・「砂糖」です!
これを聞いた子ども達は、「こんな少ない量の砂糖でも川の水は汚れるの!?」と、とても驚いている様子でした。
水質検査が終わると、再びグループに分かれて観察をします。
リーダーさんから、捕まえた生きものの名前や特徴を教えてもらってワークシートにまとめていきます。
また、自分にお気に入りの生きものを選び、じっくり観察をして、スケッチを描きました。
観察が終わったら、生きものたちを川へ帰してあげます。
「今日は1日ありがとう!」
惜しみながら、みんなで見送りました。
そして最後にふりかえりです。
今回の活動は学校のすぐ近くにある河半林、川の魅力に気づく良いきっかけになったのではないでしょうか。
中の島小学校のみなさん、どうもありがとうございました。
環境プラザはこれからも環境問題に関わる勉強会のお手伝いができるように支援をしていきます。
大人も子どももいろいろな学びがある環境教育リーダーの派遣制度をみなさんの環境学習にお役立てください。
ご利用をお待ちしております。
詳しくはこちらをご覧ください
https://www.kankyo.sl-plaza.jp/material/h28.leader.html
環境プラザスタッフ(SASUKE)