環境相談員さん プチコラム

みなさん、こんにちは。
環境プラザではエコや省エネなどの専門家が、みなさんの環境に関する相談にお答えする「環境相談」を毎週木曜13:00~16:00に行っています。
年内最後の投稿は、環境相談員の方のプチコラムをお届けします!

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環境プラザ 環境相談員のぷちコラム

いきなりですが、クイズです。
問題:宅配便の再配達1回あたりにトラックから排出されるCO2の量は、テレビを何時間消したときのCO2削減量と同じくらいでしょうか?
(1)1時間 (2)3時間 (3)7時間

答は、(3)の7時間。再配達1回あたりのCO2排出量は約470g(*1)。これは、液晶テレビ(100W)を見る時間を7時間減らした時の排出量(*2)と同じくらいのです。
*1 国土交通省「宅配の再配達の削減に向けた受取方法の多様化の促進等に関する検討会報告書(平成27年)より算出
*2 100W×1時間=100Wh=0.1kWhに北海道電力の二酸化炭素排出係数0.64kg-CO2をかけると1時間あたり64g。(排出係数は、北海道経済産業局のJ-クレジット制度を参考に使用。)

温暖化防止や省エネというと、テレビを見る時間を短くしたり、電気をこまめに消したりという、電気に関わることに、目がゆきがちなのですが、実は、自動車に起因するCO2の量はとても大きいのですね。しかも、宅配便の約2割が再配達となっているそうなのです。
そこで、環境省では「COOL CHOICE できるだけ1回で受け取りませんかキャンペーン〜みんなで宅配便再配達防止に取り組むプロジェクト」を立ち上げ、webサイトでも、「私たちにできること」についていろいろな情報提供をしています。
サイトには、たとえば、荷物を送るときに、「送り先への連絡と時間指定」をすることで、再配達をできるだけ減らすことができることや、荷物を受け取る日時や場所の指定、変更の依頼ができるサービスについてなどが掲載されています。
留守の多い我が家は、いくつかのサービスを利用して、重宝しています。皆さんも、参考にしてはいかがでしょう?
http://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/butsuryu/

相談員O
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2019年も残すところあと4日となりましたが、今年もたくさんの方に環境プラザにお越しいただきありがとうございました!

環境プラザは1月4日より通常開館いたします。2020年もどうぞよろしくお願いいたします!

COOL CHOICEできるだけ1回で受け取りませんかキャンペーン_促進ポスターS.jpg

このブログ記事について

このページは、環境プラザスタッフが2019年12月28日 17:44に書いたブログ記事です。

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