12月5日(金)にESD促進事業『水素がカエル未来の社会~燃料電池の今とこれから~』を開催しました。
燃料電池は「水の電気分解」の逆反応により、水素と酸素から電気を作ることができます。
二酸化炭素を発生しないクリーンな発電システムとして注目されており、分散型電源や自動車などささまざまな分野での活用が可能です。
電気を作るときに発生する熱は、ボイラーなどの給湯に使うことができるため、次世代の家庭用電源としても期待されています。
また、太陽光発電や風力発電の余剰分の電力を使い、水を電気分解して水素を貯蔵しておき、必要な時に燃料電池で発電するというシステムの構築も可能であるといった、水素社会の到来を期待できるお話しをいただきました。
しかし、現状では触媒となる白金が高価であるため販売価格が高い、燃料となる水素のインフラが整備されていないといった課題もあるということでした。
参加者は熱心に小原先生のお話を聞いており、特に燃料電池の活用方法や水素をキャリアとした社会システムの構築には大変興味を持っていただけました。
講演終了後も「もっと話がききたい」とたくさんの人が先生に質問を投げかけていました。
燃料電池の仕組みがわかるミニチュア燃料電池キットコーナーや、燃料電池関連本の紹介コーナーは、たくさんの人が足を止めて見ていました。
最近は燃料電池自動車の一般発売開始に伴い、ますます注目を浴びてきています。
何年後かには、たくさんの水素ステーションが建設され、ガソリンと同じ感覚で水素を燃料として使う時代がやってくるかもしれませんね。
ニュースや新聞で燃料電池の話題が出たときには、ぜひ気にかけてみてください!
環境プラザスタッフ p(♪_♪)p