11月15日(土)にヒグマのトランクキットを使ったサイエンステーリング「ヒグマに会ったらどうする?」がCISEネットワークの協力で開催されました!
北海道大学獣医学部の学生さんが、本物の毛皮や頭骨、実物大のクマの赤ちゃんのぬいぐるみや足跡シートなどさまざまなアイテムの詰まったトランクキットやクイズをとおしてヒグマについて教えてくれました♪
人が住んでいる場所の近くに現れるとニュースになるヒグマですが、実際はどんな動物なのか知らないことが多く、一つひとつに参加者はビックリしていました!
最初に出されたヒグマクイズの第一問目、「ヒグマの毛の色は何色でしょう?」も、
簡単そうで意外とわからない・・・と参加者はみんな頭を悩ませながら
「こげ茶色!」「黄色!」「黒!」と自分の想像するヒグマの毛の色をあげてくれました。
正解発表では、なんと本物のヒグマの毛皮が登場!
なかなか見る機会のない毛皮に参加者は興味津々・・・!
本物の毛皮を近くで見て触ることで、ヒグマの毛の色は場所によって色が違い、みんなの答えは全部正解だったということもわかりました。
他にも、「産まれたばかりのヒグマの赤ちゃんの大きさは?」「ヒグマは日本のどこに住んでいるでしょう?」など、知っていそうで知らないことが出題されました。
ヒグマについてわかってきたところで、参加者の前に一枚の絵が出されました。
「テントの中に食べ物を放置しないで」という文章とヒグマの絵が書かれている看板です。
この看板の指示に従って、いろいろな小物を「テントに入れてもいいもの」と「テントに入れてはいけないもの」に分けてもらいました。

「りんご」「みかん」「ジュース」「紙コップ」「食べ物が入っていた紙袋」「マンガ雑誌」「ゲーム機」「甘い味のついた歯磨き粉」など、机の上に並べられたたくさんの小物を、みんなであれこれ考えながら分けていきます。
次に、ヒグマの好きな食べ物について考えました。
フキやトウモロコシ、ドングリ、アリ、シカなどいろいろな食べ物の写真を、どの食べ物がどの季節の主食か考えながら春夏秋冬に分けてもらいました。

ヒグマが春夏秋冬にどんなものを食べているのかわかったあとは、もし自分がヒグマだったら食べたいと思うものをそのエサの中から選んでもらいました。
「トウモロコシは美味しそう!」「アリはちょっと食べたくないな・・・」「シカは美味しいのかな?」などいろいろな意見が出ましたが、選択肢にお菓子やジュースを入れるとやっぱり「じゃあお菓子の方がいいな」という声が多くなりました。
最後に、ヒグマが中身を飲んだジュースの缶を見せてもらいました。
缶を噛んで穴を開けたのがわかります。
どうしてヒグマは山の中でジュースを見つけられたのか?人間の食べ物の味を覚えたヒグマはどうなるのか?など、みんなで意見を出しあって考えて、ヒグマ・サイエンステーリングは終わりました。
このサイエンステーリングをとおして、ヒグマ博士になれたのではないでしょうか?
ヒグマについて知ったことや自分の考えたヒグマとの上手なつき合い方を、周りの友だちや家族にも伝えてもらえたら嬉しいです♪
環境プラザスタッフ(^A^)