環境プラザでは、6月~7月にかけて全4回シリーズ「環境プラザトークカフェ~この人に聞きたい!」を開催しました。
環境分野で活躍している女性や若者へのインタビューをするこのシリーズ。お茶を飲みながら、気軽に話を聞かせていただきました。
ここでは7月に開催した2回分を紹介します。
【Vol.3 7月3日(水)】
「エコ・モビリティサッポロ 栗田敬子さんに聞く」
栗田さん、なぜ、ベロタクシーだったのですか?
NPO法人エコ・モビリティサッポロの栗田さんにお話をいただきました。
栗田さんは、環境サークルで節電や廃油利用、コンポストなど家庭の中でできるエコに取り組んでいましたが、あるときガソリンから排出される二酸化炭素の多さに気がつき、車にかわる代替手段として、ベロタクシーに注目し、2007年より札幌市内での運営サービスを開始しました。
ベロタクシーは5月~10月の運営のため、ドライバーはウィンタースポーツをやっているインストラクターの方などが多いとのこと。自転車メンテナンスは自分たちで行っているそうです。
今後は温暖化防止に貢献しながら、まちをにぎやかにできるベロタクシーをより多くの人に知ってもらえるように、さまざまな普及啓発活動を考えていきたいということでした。
【Vol.4 7月11日(木)】
「ezorock 草野竹史さんに聞く」
草野さん、ezorockの名前から環境が消えたのはなぜですか?
RISING SUN ROCK FESTIVALの環境対策活動に参加したところから草野さんの活動はスタートしました。そして「北海道のイベントは北海道の若者が動くべきだ」という言葉をもとに、11人の設立メンバーで2001年にezorockという団体を立ち上げました。
2006年には環境NGO ezorockに改名。そして、2013年には、NPO法人ezorockとなりました。団体名から、環境の文字が消えた理由は、環境分野だけでは表現しきれない「世代間交流」を切り口にしていきたいという想いがあったということです。
現在はロックフェスティバルの環境対策活動だけでなく、自転車のシェアサービス「ポロクル」の管理運営や、福島の子どもたちを受け入れて自然体験をしてもらう「ふくしまキッズ」なども実施しています。
北海道を「若者が育つ島」にしたいと語る草野さん。今後は「世代間格差の是正」をテーマに、青年層によるプロジェクトチームを主体とした活動をしていきたいということでした。
4回シリーズで実施したトークカフェはこれで終了となります。
「ひまわりの種の会」新保さん、「フェアトレードショップアースカバー」千徳さん、「エコ・モビリティサッポロ」栗田さん、「ezorock」草野さんの今後の活躍にぜひご注目ください!
環境プラザスタッフ p(♪_♪)p