3月3日(土)にこどもエコクラブ第19回の活動を行いました。
今回はお楽しみ企画ということで、「エコなクッキングをしよう!」というテーマで活動しました。
札幌ポトフの会の丸山奈緒子さんと松井英美子さん、北のふぞろいの野菜と果物を応援する会の中西寛代子さんを講師としてお招きして、桃の節句にぴったりの3品を作りました。
まずはエコな料理って何をするのか、どういうことがエコなのかを中西さんにお話していただきました。
札幌で生産されている野菜の話や流通の話を聞き、地元で作った食べ物を食べることや旬のものを食べることで、使用するエネルギーが少なくて済むということを教えてもらいました。また、今日使う食材がどこからきたものなのかも教えてもらいました。
次に丸山さんから調理の手順やポイントを見せていただきました。
今日作る料理は火を使うことが少なくて済むところがポイントです。
次々と出来上がっていく料理を目の前に、メンバーから「おいしそ~」という声が何度も出ていました。
そしていよいよ調理です。
3人の講師の方にアドバイスをもらいながら、グループのメンバーと協力して作っていました。
あまり家で料理をしないと言っていたメンバーも、野菜を切ったり、盛り付けをしたりたくさん挑戦していました。

12時を過ぎてお腹もすいた頃、ついに料理の完成です!
今日のメニューは・・・
★サラダちらしずし
★おわんDEかきたま汁
★いちごロールもち
この3品です。
さらに、残ったご飯でおにぎりを作り、松井さんが育てた黒豆を使って作った煮豆も加わり、豪華な食卓となりました。
サラダちらしずしは、カレー味のご飯に野菜がたっぷりのったちらしずしで、さらにそれを海苔で巻いて食べます。シャキシャキした歯ごたえの野菜とカレー味が合って美味しかったです。
おわんDEかきたま汁は、おわんに具となる材料を入れ、熱湯を注ぎ簡単な味付けをするだけでフワフワ玉子のかきたま汁となりました。
いちごロールもちは、じゃがいもで作った"じゃがミルクあん"といちごを、レンジを使って作った薄いもち生地でクルっと巻いて作る、見た目もかわいらしく、味もとても美味しい一品でした。
じゃがミルクあんの甘さといちごの酸っぱさのバランスがちょうどいい!と大好評でした。
サラダちらしずしをおかわりする人、いちごロールもちをたくさん食べた人もいて、自分たちで作った料理に大満足のメンバーでした。
料理を味わった後は、後片付けです。
料理実習室では粉せっけんで食器を洗います。
ここで中西さんから、粉せっけんを使った食器の洗い方を教わりました。
粉せっけんはまず、水を入れたボールの中でよく泡立てます。そして、その泡で食器を洗い、最後にボールに溜めたお湯をくぐらせると、すっかり汚れも落ちていました。使う水も少なくて済みます。
メンバーもさっそく実践です。
泡立てることに夢中になっていた人もいましたが、役割分担しながら後片付けをしていました。
午後は、今日の活動を振り返る時間です。
最初に聞いた中西さんの話でわからなかったところや、疑問に思ったことを中西さんと松井さんに尋ねました。
北海道では、野菜・果物・お米・お肉・魚・牛乳といった多くの食べ物を生産していてとても恵まれている土地なので、地元の食べ物をたくさん食べることができる。地元でとれた食べ物を選んで買うことにより、農家のように食べ物を生産している人たちもおいしいものを作り続けていくことができると教えてもらいました。
お話を聞いたり実際に調理をしたことを振り返り、環境に優しい食生活を送るために自分にできることは何かを考えて、発表しました。
「出されたものは残さず食べる」「捨てるところを少なくする」「洗い物をする時に使う水をなるべく減らす」「近くで作っているものを買う」といった意見が出ました。
最後に今日の感想を聞くと、「あまり野菜のことを気にしてなかったけど、ここでたくさん知ることができてすごくよかった」「いちごロールもちが簡単にできておいしかった」「サラダちらしずしは野菜がたくさん食べられてすごくおいしかった」「みんなで協力しておいしいごはんができてうれしかった。料理の楽しさにビックリ!」「とってもおいしかったので、家で家族と一緒に食べたいなと思った」と話してくれました。
今日のことをおうちの人に話して、家族みんなで環境に優しい食生活を目指して取り組んでくれると嬉しいです。
次回は、ついに最終回です!
環境プラザスタッフ(N★)