10月21日(土)・22日(日)の一泊二日で、「インタープリターズキャンプ2017in札幌 自然体験指導者育成講座」を実施しました。
講義では、環境教育・インタープリテーションの基本や安全管理について学びました。
札幌だけではなく道内各地から参加者が集まり、紅葉と落葉で賑わう滝野をフィールドに、インタープリテーションを体験から学びました。
講師は公益財団法人キープ協会の増田直弘さんと関根健吾さんです。
1日目はインタープリテーションの体験と講義です。
まずは簡単なゲームで参加者同士、参加者と講師が互いを知るアイスブレイクの時間からスタートしました。
そして、野外に出てインタープリテーションの体験です。
五感を使い、感性を使い、参加者同士おしゃべりしながら、時には自分自身と向き合いながら、自然を素材にした活動をしました。
2年目の参加者はこの時間に、昨年実践したアクティビティを進行する役割を担いました。
夕方からは翌日の実施に向けたグループワークです。
与えられたアクティビティをアレンジして、実践する準備をしました。
初めて会った方同士がグループを作り、どんな目的を設定しどのように進めるか話し合っていきました。
講師の増田さんや関根さんにアドバイスをもらいながら、準備を進めていました。
夜は焚火を囲んでの交流会です。
参加者同士で、普段どんな活動をされているのか話をしたり、講師に質問をしたり。
1日フル回転させていた頭と心を緩める時間となりました♪
2日目は、実践と講義そしてふりかえりの一日です。
オプションツアーの"朝さんぽ"からスタート。
朝の新鮮な空気の中、体と心をほぐしました。
朝食後は実践に向けての最終準備です。
段取りや場所の使い方の確認をして・・・
リハーサルもして準備バッチリ?!
いよいよ実践の時間です。
相互指導といって、いくつかのグループに分かれてアクティビティを進行し、進行するグループ以外の人は参加者になります。
参加者役は、良かったところと改善点をそれぞれメモをしていきます。
アクティビティ実践中に、思わぬ出会いも!!
よ~く見てみると・・・
冬眠に入り始めたアマガエルが!!
こんな場面に出会える面白さが自然の中にはありますね♪
相互指導のあと、良かった点と改善点を書いたメモを実践したグループに渡し、活動のフィードバックを行いました。
そのフィードバックを元にアクティビティを手直しました。
そして、同じアクティビティだったグループ同士で集まり、どのようなアレンジで実施したのかシェアしました。
同じアクティビティなのに、目的の設定とアレンジで全く違うものになっていてみなさん感心していました。
最後は、補いの講義とふりかえりを行って2日間の日程を終了しました。
それぞれの現場での取り組みに生かせるものが得られていたら嬉しいです!
★参加者の声をご紹介★(アンケートから一部抜粋)
・印象に残ったことは、2人1組でプログラムを作ったこと。新しい価値観を得られました。
・普段のフィールドの違い、考え方の違い、いろいろな意見等を交換できて楽しかったです。
・一方向ではふくらましていきにくいことも、多方向(参加者)で意見を交わすことで、2倍3倍にもなって経験できた。
・自分が行ってきたこと、意識してきたことは間違ってなかったんだ!という自信にもつながりました。
・同じテーマでもアレンジが全然違うことが面白く、自分では気付かなかったアイデアや視点を知れた。
・企画を作るための基礎を学ぶことができた。
・実践を、指導者と参加者の両方の立場で行えたので両方の視点を知ることができた。
環境プラザスタッフ(N★)