「畑からつながる今日のごはん~生産者から学ぶ、スローフード~」を開催しました!

11月17日(日)に、札幌市環境プラザ主催講座「畑からつながる今日のごはん~生産者から学ぶ、スローフード~」を開催しました。

この講座は「食への関心はあるんだけど、何が大事なんだろう?」「スローフードってよく聞くけど、どういうものなんだろう?」といったハテナの解決のヒントになる講座です。

講師には、話し手としてスローフード・フレンズ北海道代表の湯浅優子さん、料理人としてスローフード・フレンズ北海道会員で「バルコ札幌」のシェフ、塚田宏幸さんに来ていただきました。

本講座は講演のみではありません。

料理の説明・デモンストレーション→講演→試食会→意見交換会という内容で、講演と体験をとおして「食」について考えるきっかけづくりをしました。

 

 

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料理の説明・デモンストレーションでは、塚田さんから食材、下ごしらえの方法・順番、調理の仕方などの説明を、実際に調理しながらお話してもらいました。

参加者のみなさんは、普段あまり目にしない材料を見たり、講師と会話しながら楽しく説明を聞いていました。

 

 

 

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湯浅さんの講演では、ご自身の酪農家としてのお話やファームインを経営していく中で気づいたこと、スローフードの活動の中で大切にしていることなどお話していただき、「食」を考える上で大事なことを教えていただきました。

 

 

 

 

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試食会では、塚田さんに料理の紹介をしていただいてから「いただきます」の掛け声で食べ始めました。

 

 

 

 

 

 

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試食のメニューは、勝富飯(しょうぶめし)・ラタトゥイユ・玉ねぎの味噌汁、昆布だしです。

勝負飯とは、「十回勝つ」とスポーツ関係者の中で人気が高まっている「十勝産」の焙煎黒豆を炊き込んだ紫色の香ばしいご飯に、厄除けのあるというネギと、金運上昇のたくあんをのせて「富」を得るという意味を込めた料理です。

ラタトゥイユは、なすやピーマンなどの夏野菜をつかることが多いですが、冬に入り始めたこの日は、根野菜を使って冬野菜たっぷりのラタトゥイユを作りました。

味噌汁に使った玉ねぎは「札幌黄」という種類の玉ねぎで、食味の良さ・柔らかさという特徴があります。

出汁の一つに昆布出汁がありますが、北海道は昆布の生産量が日本一です。塚田さんは「日本一の昆布産地に住む私たちだからこそ、おいしい昆布出汁を使ってほしい。」と話していました。

今日はおいしい昆布出汁のとり方を教えてもらい、昆布出汁だけで試飲しました。

 

 

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参加者同士や講師の方とお話をしながら試食し、交流を深めつつ楽しくおいしく試食しました。

おかわりをする方もいらっしゃるほどおいしかったようです。

「野菜がとってもおいしい」「出汁だけでも味がある」などの感想をいただきました。

 

 

 

 

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最後の意見交換会では、写真を見ながら塚田さんのお店以外での活動を話していただきました。

生産者のところに行き、実際に収穫を体験し、そのときに獲れた食材を使った料理を食べるというツアーを行っているそうです。

 

 

 

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そして、質疑応答を行い講座終了です。

 「農業のいろいろな問題とは何か」「農薬についてどう考えているか」「塚田さんのツアーについて」などの話がありました。

 

 

 

この講座をとおして、改めて「食」について考え、楽しい食卓づくりのきっかけになったらとてもうれしいです。

 

 

環境プラザスタッフ(K-〇)

このブログ記事について

このページは、環境プラザスタッフが2013年11月22日 08:58に書いたブログ記事です。

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