8月3日(土)に、こどもエコクラブ第3回の活動をしました。
前回は生きもの調査をする場所の下見をしましたが、今回はいよいよ調査です。
北海道大学地球環境科学研究院の根岸先生と一緒に、北海道大学構内のサクシュコトニ川やひょうたん池の水生生物を調べたり、林や草地昆虫を調べるためのトラップを仕掛けました。
今回は根岸先生の他に調査の補助をしてくれる高木さんも同行してくれました。
恐る恐る水に入ったメンバーは「冷たい!」「うわ~ドロっとしてる!」「足が埋まる!」と感触を確かめながら川の中を歩いていました。
根岸先生から網の使い方や生きものを捕るコツを教えてもらい、それぞれが挑戦しました。
泥しかとれないと言って困っているメンバーは「すくったあとに、網を水につけて揺すると、泥が流れていって生きものが見付けやすくなるよ」と教えてもらい、もう一度トライ!
「小さい生きものがいた!」と見つけたものを白いトレイに集めていきました。
ユスリカやミズムシ、ヤゴなどを見つけましたが、詳しい分類は次回のお楽しみ!
次はひょうたん池での調査です。
サクシュコトニ川よりも透明度が高く、水にはいると「気持ちいい!」「足を洗えるくらい透明」とさっきとは違う水の中の様子を感じ取っているようでした。
網ですくってみると、サクシュコトニ川とは違う生きものが捕れました。
アメンボ、ヒル、ヨコエビ、カゲロウ、タニシなどの他に小さな魚も見つけていました。
写真ではわかりませんが、この中に小さな生きものたちが入っています。
根岸先生から、魚を捕るための"みのトラップ"という仕掛けについても教えてもらいました。
トラップの中に餌を入れて水に沈めておくと、エサにつられて魚が入り、出口がわからなくなってしまうという仕組みを聞いて、みんな興味津々。
前日に仕掛けておいたトラップを2つ引き上げてみることにしました。
ゆっくり引き上げてみると・・・
「うわぁ~!!」「すご~い!」「大きいのが入ってる!!」と歓声が上がりました。
小さい方の魚はトゲウオという魚の仲間だと教えてもらいました。
背びれのトゲから名前がついたことや、トゲの本数で種類がわかるということも知りました。
水の中の生きものを調べたあとは、陸上の生きものを調べるための仕掛けをしました。
陸上を歩きまわる虫は、夜に活動することが多いためなかなか姿を見ることができないので、"ピットトラップ"という仕掛けをする方法を教わりました。
林と草地に設置して捕れる虫の種類を比べてみることにしました。
ピットトラップは次回の活動で回収します。
環境プラザに戻り、見つけた生きものや感想をワークシートに書き、一人ずつ発表してこの日の活動は終わりとなりました。
「思っていたよりも、水が冷たかった」「予想していたよりも生きものがいた。」「面白かった」という感想以外にも「疑問ができた!」と発表してくれたメンバーもいました。
次回は、見つけた生きものの種類を調べる活動です。
小さい虫から魚まで、顕微鏡や図鑑を使って調べます。
お楽しみに!
環境プラザスタッフ(N★)