今年度も幼児とその保護者を対象とした「親子野あそびようちえん」を全6回実施します。
北海道大学構内で、草花あそびや木の実あそびなどをしながら2時間ほど過ごします。
さまざまな野あそびを教えてくれるのは、昨年度に引き続き自然ウォッチングセンターの鎌田恵実さん(ニックネームは"おひょう")です。
7月25日(木)は第1回でした。
朝から雨が降っていて風も強いという天気でしたが、みんなが集まってくるころには雨もやみ、風も少しだけ弱くなってきていました。
みんなが集まったところで、まずは絵本タイムです。
今日のテーマは「虫を探してみよう!」ということで、絵本は『はらぺこあおむし』を読みました。
はらぺこあおむしみたいな虫を見つけることができるかな?
虫を探しに行く前に、みんなの顔が見えるように円になってフルーツバスケットをしました。
「バナナが好きな人!」「新幹線が好きな人!」という鬼の掛け声で、当てはまる人は場所を移動するゲームです。
どんなメンバーで一緒に遊ぶのかわかったところで、次は生きものクイズです。
おひょうが出したヒントで、なんの生きものかわかった人は、声に出さずにそっと自分の鼻を押さえて合図をするというルール。
おひょうが「足が6本あります」とヒントを1つ言うたびに、鼻を押さえることを忘れて「クワガタ!カブトムシ!」と大きな声が!
「色は黒」「砂糖やキャンディが好き」とヒントが増えていくと、頭をフル回転させて考えて、叫びたい気持ちを押さえて一生懸命鼻を押さえる親子の姿もありました。
「何の生きものかわかった人みんなで発表しましょう、せーの!」というおひょうの掛け声で「アリーーー!!」と元気な答えが返ってきました。
生きものクイズを2問ほど考えたあと、おひょうが地面にあるボコボコした土の塊を手に取りました。
「これはミミズのうんちだよ」と教えてくれました。
「え~!うんち~?やだー!」と大騒ぎしながらも、すっかりミミズのうんちが気に入ってしまい、集めている子もいました。
うんちがあったところを掘ってみると・・・出てきました!太いミミズが!
自然にミミズを手にとる子を見て安心したのか、苦手だった子も恐る恐るツンツンと触って「プニプニしてた~!!」と嬉しそうな様子。
土を掘っているうちに、何かの幼虫やゴミムシも発見しました。
1mほどの紐を地面に置いて、その紐にそって虫めがねで虫を探します。
すると、レース状になったスケスケの葉っぱに、黒い生きものがくっついているのを発見!
おひょうに持っていって、一緒に図鑑で調べてみると、ハンノキハムシの幼虫であることがわかりました。
アリも見つけたので、ご飯粒や飴、ハムなどをちぎって置き、アリが運ぶ様子を観察してみました。
一番人気はハムで、自分より大きなハムを木の上に運ぼうと一所懸命な様子を観察しました。
チョウなどの飛ぶ虫は、強風と雨のため出会えませんでしたが、地面にいる小さな虫たちにはたくさん出会うことができました。
その後は環境プラザに移動して、今日見つけた生きものの絵を描いて終わりとなりました。
「参加する前は虫が嫌いと言っていたのに、とても興味を持ちすっかり夢中になっていました。ミミズも触っていて驚きました。」「子どもが大喜びで実り多い時間でした。」という保護者の方からの感想をいただきました。
次回は8月29日(木)です。
2時間ほど遊んだあと、みんなでお弁当を食べるピクニックです!
お楽しみに!
申し込みなどの詳細はこちら。
環境プラザスタッフ(N★)