11月10日(土)に「ヒグマフォーラム2012」(環境プラザ協力事業)が開催されました。
このフォーラムは、私たちが今後ヒグマとどう向き合えばいいのか、そしてどのような政策が必要なのかを考える場としてヒグマの会の主催で行われました。
テーマは「私たちはヒグマとどう向き合うか-札幌のヒグマ問題を巡って-」です。
内容は以下の通りでした。
・基調講演:久保俊治さん(標津町在住ハンター・作家)「熊撃ちが語る最近のヒグマ」
・フォーラム
1、札幌市街地でのヒグマ出没状況と課題(早稲田宏一さん、木田慶之さん)
2、札幌市周辺域におけるヒグマの分布状況(間野勉さん)
3、聞き取り調査による札幌市民のヒグマ観(小川巖さん)
4、南の沢地区で取り組むヒグマ対策(梶浦孝純さん)
5、ヒグマトランクキットを活用した市民教育の新しい展開(坪田敏男さん)
・総合討論
・地域からの報告
1、安全な観光エリアをめざして 遠軽町丸瀬布からの報告(小山信芳さん)
2、浦幌地域のヒグマ集団における血縁関係推定(伊藤哲治さん)
3、知床半島における今年のヒグマ状況(増田泰さん)
このフォーラムでは、研究者の分析や行政からの報告、住民の意識調査、市民の取り組みなど、さまざまな角度からのお話がありました。
札幌に住む私たちにとってヒグマは実は身近な生きものであり、関わり方をしっかり考えていかなければならないなと感じました。
環境プラザスタッフ(K-〇)