ランチタイム講演会「スズメバチは本当に危険な生きものなのか?」(報告)

2012年2月20日(月)
ランチタイム講演会IN情報センター

「スズメバチは本当に危険な生きものなのか?」が終了しました。

 

★ランチタイム講演会とは...

お昼休みに気軽に生きものの話を聞くことの出来る講座です。

生物学や環境学を学んでいる学生や院生、環境関連の仕事に就いている方を

講師としてお招きし、それぞれ専門の札幌市や近郊に生息している

生きものの生態や種の多様性のもつ不思議についてお話を伺います。

 

今回は㈱エコニクスの菊地 那樹さんにお越しいただき、

学生時代から研究されていたスズメバチについて、

体験談も交えてお話いただきました。

 

刺されたら危険、怖いという一面ばかりがクローズアップされがちなスズメバチですが、

知られざる生態や天敵の話、都市に進出してきた理由など、意外な事実を丁寧でわかりやすく

お話ししてくださいました。

講演会の後半には、環境プラザスタッフとの対談もありました。

スズメバチと共存していくために、刺されない方法や、もしも刺されてしまった時の対処法なども

お聞きすることができました。

 

 

P2200019.jpg 

 

  

 

 

 

 

 

 

 講師が持参されたスズメバチや巣の標本を熱心に見ている参加者もいて、興味深い様子でした。

 

参加した方からは「害虫だと思っていたけれど人間にとっていいこともしてくれているんだ...」

という声が聞かれ、スズメバチは危険で駆除の対象となるだけの生きものではなく

自然環境においては必要で、むしろ共存していかなければならない存在である、

ということが伝わったようでした。

 

来月は、2012年3月19日(月)

「エゾサンショウウオの育ち方」と題し、

佐藤 拓弥さん(酪農学園大学 環境システム学部 生命環境学科 発生生物学研究室 所属)


を講師としてお迎えし、エゾサンショウウオの生態や自然環境の指標についてお話しいただきます。

エゾサンショウウオは世界中で北海道内にしか生息していない固有種 ですが、

開発の影響により生息地である森林や水辺が減少傾向にあるため個体数が減っている

両生類です。

 

どうぞお昼休みにお気軽にご参加ください。

 

(環境プラザm・s)

 

このブログ記事について

このページは、環境プラザスタッフが2012年2月24日 12:31に書いたブログ記事です。

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