今年も昨年度に続き、対談シリーズ第二弾がはじまりました~。
林心平が専門家にきく『温暖化ってどんなこと?』
今年は、全6回をとおして、ずばり「温暖化」がテーマです。
第1回目「化石で考える地球温暖化~9400万年前のアンモナイトの大量絶滅~」が終了しました。
化石と地球温暖化。
みなさんはこのつながりをすぐに理解できますか?
そして、温暖化=悪なのでしょうか?
こんな話題から今回の講座ははじまりした。
講師の栗原さんによると・・・
長い歴史の中、地球は温室期と冷室期を繰り返してきました。
現在の地球温暖化現象は、地球上の歴史の中では、自然の流れです。
それでは、地球温暖化は「仕方がない」のでしょうか?
古生物学を研究することは、過去の自然現象を解明する研究です。
過去、地球では何が起こっていたのかを知ることは、未来に何が起こるかを予測することができます。
過去から見ると、おそらく現在の温暖化現象は通常のことです。
しかし、人為的に起こした地球温暖化の後、何が起こるかは未知です。
このまま温暖化現象が進めば、
9400万年前と同じように,世界中の海で酸素が少なくなってしまうかもしれません。
そして、9400万年前のアンモナイトと同じように,世界中の生物が大量死してしまうかもしれない・・・と、いうことです。
皮肉にも、現在、私たちが使っている化石燃料は、過去に起こった温暖化によって死滅した
生き物の死骸が元になって石油が生成され、その石油(化石燃料)を大量に使うことで、
私たちは、温暖化を招いているのです。
お話しを聞き、担当者の私も、エネルギーを使うことで成り立つ便利な今の生活は、
時間の感覚がわからないほどの昔の地球環境が支えているということに、はじめて
気づかされました。
アンモナイトで考える地球環境は、長い地球の過去と未来の世界を垣間見ることができ、
ワクワクしながらお話しをうかがいました。
広く、深い視野で、人間ではなく、地球を主体に考える今回の対談シリーズは、
本当におススメです!!
第2回目は、「気象予報士が読み解く地球温暖化」
講師は特定非営利活動法人 気象キャスターネットワーク監事 浦野 浩さんです。
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環境プラザスタッフSS