3月19日(土)
対談シリーズ「北海道動物の人」第6回目は、ナビゲーターに林心平氏、
ゲストに川井唯史氏をお迎えし、ニホンザリガニについての
対談講座を開催しました。
当日は、ニホンザリガニの生息地や歴史はもちろん、
川井氏が調べた文化的側面からのザリガニについての
知識も学ぶことができました。
「北海道動物の人」は今回の最終回をもって終了しました。
札幌市環境プラザでは、はじめての連続講座でしたが、
多くの方にご参加していただきました。
開催する前は、特定の動物だけをテーマにした、
一貫性のないように見える動物たちのシリーズ講座で
どのようなお話が展開されるか、
正直想像がつきませんでした。
しかし、全6回を終え、動物がおかれている自然環境が
少しですが浮かびあがってきたような気がします。
生態系のかく乱や保全のために、
駆除しなければいけない動物がいること。
一方で、たとえ存在しなくても自然環境に
影響を及ぼさないかもしれない動物もいること。
環境問題を考えるうえで必要な、
行政の体制、経済、個人の道徳や哲学、環境教育・・・。
様々なアプローチから対談が展開されていきました。
ただ、ひとつ、全6回を通じて共通していたことは、
動物の人(ゲスト講師)の仕事に対する真摯な姿勢です。
"ひとつのことだけを続ける"ことは、とても勇気のいることですが、
だからこそ、説得力があるお話が聞けたことは事実だと思います。
環境プラザでは、来年度も地球環境に関する講座を計画しております。
今回、ご参加していただいたみなさま、ぜひぜひ来年度もよろしくお願いします。
札幌市環境プラザss